
頭部にみられる症状
【 脳、神経 】

偏頭痛
:頭の片側が、ズキン、ズキンと脈を打つように痛む頭痛のこと。
脳出血
:脳の血管の一部が破れて、頭蓋内に出血する病気。
くも膜下出血
:前触れもなしに突然、激しい頭痛に襲われ、吐き気や嘔吐がやってきます。
硬膜下血腫
:頭部外傷による疾患で、慢性のものは「治る認知症」の一つとして重要です。
脳梗塞
:脳の血管がつまり、その先へ血流が流れなくなる病気。
一過性脳虚血発作
:一時的に脳の血液が滞って脳に酸素が乏しい状態となります。
脳腫瘍
:頭蓋骨の内部に発生する腫瘍の総称で、悪性と良性があります。
多発性硬化症
:中枢神経に脱髄変化が生じて、運動障害や知覚障害が起きる病気。
脊髄小脳変性症
:歩行が上手くいかずにふらつくなどの運動障害がみられる病気。
末梢神経障害
:しびれ、痛みなどの感覚障害、運動障害などが現れます。
ギラン・バレー症候群
:手足の脱力や筋力の低下、感覚が鈍くなるなどの症状がでます。
三叉神経痛
:顔の片側に「刺すような」激しい痛みが突然起こります。
重症筋無力症
:全身の筋肉に力が入らず、疲れやすくなる病気。
顔面神経麻痺
:中枢性と末梢性、大きく二つに分けられます。
中枢性顔面麻痺は脳梗塞や脳卒中、脳内出血、脳腫瘍、 脳炎などにより引き起こされます。
末梢性顔面麻痺は80%以上がベル麻痺という原因不明のタイプで、ヘルペスウイルスや
虚血性、寒冷刺激、免疫異常等が考えられています。
アルツハイマー病
:典型的な初期症状は、数分前のことが思い出せない記憶障害です。
ピック病
:原因不明の大脳萎縮性疾患で、65歳以下に発症する若年性認知症のひとつ。
パーキンソン病
:震えと筋肉のこわばり、緩慢な動作を主な症状とします。
【眼、耳、鼻、顎 】
眼
:白内障、緑内障、眼精疲労、ドライアイ、結膜炎、麦粒腫(ものもらい、めばちこ)
耳
:難聴(感音性、伝音性、混合型、外傷性)、中耳炎、内耳炎、外耳炎、メニエール
鼻
:鼻づまり、副鼻腔炎(蓄膿症)、鼻炎(アレルギー性、急性、慢性)
顎
:顎関節症
参照文献
「臨床医学総論」医歯薬出版 (社)東洋療法学校協会/編 奈良 信雄/著 (2006/01)・「臨床医学各論」第2版 医歯薬出版 (社)東洋療法学校協会/編 奈良 信雄 ほか/著(2006/01) ・「解剖学」 医歯薬出版 (社)東洋療法学校協会/編 河野邦雄、伊藤隆造、堺章/著(2005/01)・「生理学」第2版 医歯薬出版 (社)東洋療法学校協会/編 佐藤優子、佐藤昭夫 ほか/著(2005/01)・「図解入門 よくわかる生理学の基本としくみ」秀和システム 當瀬規嗣/著 (2006/04)・「解剖生理学 」改訂第2版 医学芸術社 竹内修二/著 (2006/10)・「標準整形外科学」第10版 医学書院 監修 国分 生二、鳥巣 岳彦 (2008/04)・「自律機能生理学」金芳堂 佐藤 昭夫、佐藤 優子、五嶋 摩理/著 (1995/08)・「カパンディ 関節の生理学1〜3巻」原著第5版 医歯薬出版 カパンディ/著、嶋田 智明/訳(1986/01)・「身体運動の機能解剖」改訂版 医道の日本社 Clem W. Thompson/著、中村 千秋/訳 (2002/05)・「経絡経穴概論」医道の日本社 (社)東洋療法学校協会/編 教科書執筆小委員会/著(2005/03)・「東洋医学概論」医道の日本社 (社)東洋療法学校協会/編 教科書執筆小委員会/著(2006/03)・「よくわかる頭痛・めまい・しびれのすべて 鑑別診断から治療まで」永井書店 東儀英夫/編(2005/07)・「マーティン 神経解剖学 テキストとアトラス」西村書店 ジョン・H・マーティン/著 野村嶬、金子武嗣/監訳(2007/03)
参照サイト
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